シヴァ・ベイビー
この気まずさ、限界

Shiva Baby シヴァ・ベイビー

シヴァ・ベイビー

集まったのは、両親、元カノ、パパ活相手(シュガーダディ)──クールな私が崩壊していく、人生最悪のお葬式(シヴァ)

  • SXSW. 2020 FILM FESTIVAL OFFICIAL SELECTION
  • Official Selection: tiff Toronto International Film Festival 2020

2.27 fri Roadshow

MUBI 2021年度 視聴数No.1! ニューヨークで16週にわたる異例のロングラン上映を記録 Z世代のリアルを描いた、話題のカミング・オブ・エイジ・ストーリー

『ボトムス〜最底で最強?な私たち〜』(23)のエマ・セリグマン監督が、大学の卒業制作として手がけた短編「Shiva Baby」をもとに完成させた長編デビュー作は、監督が経験した「シヴァでの気まずく滑稽な時間」に“パパ活女子” シュガーベイビー の友人たちのエピソードを重ね合わせ、自らの価値や将来に不安を抱く大学生・ダニエルが自己崩壊の危機に直面する決定的な数時間の出来事を描く。

短編に引き続き主演をつとめたのは、いま最も説得力のある若手コメディ俳優・クリエイターとしてアメリカで絶大な人気を誇るレイチェル・セノット。脇を固めるのは、ウディ・アレン監督作の常連でもあるフレッド・メラメッドをはじめ、モリー・ゴードン(『シアター・キャンプ』)、ダニー・デフェラーリ(『オッペンハイマー』)、ダイアナ・アグロン(『glee/グリー』)など実力派俳優たち。また、2025年にドラマ「人生の最期にシたいコト」「ブラック・ミラー」シリーズでエミー賞にノミネートされたアリエル・マルクスが音楽を担当し、ミニマルかつ不穏さを孕んだスコアで賞賛を集めた。

制作当時はCOVID-19の影響で多くの映画祭が中止を余儀なくされる中、2020年8〜9月にかけて複数の映画祭でオンライン上映が実現し、同年のトロント国際映画祭で初の劇場上映。その後、ニューヨークで16週にわたる異例のロングランを達成した話題のカミング・オブ・エイジ・ストーリーが、ついに日本で劇場公開を迎える。

※シヴァ【Shiva】 ユダヤ教徒が親族を亡くしたときに行う7日間の喪の期間のこと

Story

大学卒業を間近に控えたある日、誰が亡くなったのかも知らされないまま、両親とともにシヴァに参列することになったダニエル。故人の自宅へ到着すると、その場に居合わせた幼馴染・元カノのマヤがロースクールに合格したことで賞賛を受ける一方、ダニエルはパッとしない進路や容姿の変化について親類縁者たちから不躾に詮索され、次第に身の置き所を失っていく。そんな中、つい先ほどまで会っていたパパ活相手 シュガーダディ ・マックスが、妻と泣き叫ぶ赤ちゃんを連れて現れ……。

Cast / Staff

  • レイチェル・セノット

    レイチェル・セノット Rachel Sennott

    ダニエル Danielle

    1995年、アメリカ出身。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部およびステラ・アドラー演劇スタジオで演技を学んだ後、ニューヨークのオープンマイク・シーンでキャリアをスタートさせ、「It’s A Guy Thing」に定期出演するなど、スタンダップコメディアンとして活動を始めた。タイムアウトNY誌の「2019年注目すべきトップ・コメディアン」の1人に選ばれ、そのスタイルは「プレイボーイ・クラブに潜入取材をするグロリア・スタイネム」と評されている。 2020年、本作でブレイクを果たし、ゴッサム賞ブレイクスルー俳優賞にノミネート。その後、『Bodies Bodies Bodies』(22)、ドラマ『I Used to Be Funny』(23)に出演。『ボトムス ~最底で最強?な私たち~』(23)では共同脚本と主演を務め、同作で監督のエマ・セリグマンとともにインディペンデント・スピリット賞脚本賞にノミネートされた。2024年には伝記コメディ『Saturday Night』でロージー・シュスター役を演じている。 テレビでは、HBOドラマシリーズ『The Idol』(23)にも出演。2025年からはHBOコメディシリーズ『I Love LA』で主演を務め、同作では脚本と製作総指揮も担当している。

  • モリー・ゴードン

    モリー・ゴードン Molly Gordon

    マヤ Maya

    1995年、ロサンゼルス出身。2014年に俳優活動のためニューヨークへ移住。ユダヤ系の両親のもとで育ち、父は映画監督のブライアン・ゴードン、母は脚本家・監督のジェシー・ネルソン。母の監督作である『I am Sam アイ・アム・サム』(01)で映画デビュー。幼少期から舞台に立ち、映画とTVの両分野で存在感を示している。主な映画出演作として、『ライフ・オブ・ザ・パーティー』(18)、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』『グッド・ボーイズ』(ともに19)、『ブロークン・ハート・ギャラリー』(22)がある。ドラマ作品としては「ウイニング・タイム-レイカーズ帝国の誕生-」(22/HBO)、「ラミー:自分探しの旅」(19-/Hulu)、ドラマ「Animal Kingdom」(16-/TNT)がある。近年は監督・脚本家としても活動しており、2022年には『Theater Camp』の製作・主演・共同監督を務め、2025年には『Oh, Hi!』で主演および共同脚本を担当。いずれの作品もサンダンス映画祭でプレミア上映された。

  • ダニー・デフェラーリ

    ダニー・デフェラーリ Danny Deferrari

    マックス Max

    1982年、ニューヨーク州マウント・ヴァーノン出身。ともに翻訳者でアルゼンチン系移民の両親のもとに生まれる。10代の頃、家族でニューヨーク市へ移住。学生時代から俳優を志し、British American Drama Academyの「Midsummer in Oxford Programme」に参加。高校では複数の舞台作品に出演。その後、ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で演技を学び、2020年代の後半より俳優として活動を始める。主な出演作として、『しくじりソニアのプロポーズ大作戦』(14)、『プライベート・ライフ』(18)、クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』(23)がある。ゲームのボイスアクターとしても活動しており、『マックス・ペイン3』や『レッド・デッド・リデンプション 2』に参加している。

  • ダイアナ・アグロン

    ダイアナ・アグロン Dianna Agron

    キム Kim

    1986年、アメリカ・ジョージア州サバンナ出身。映画・テレビ・舞台にまたがって活動し、全米映画俳優組合賞(SAG賞)受賞、ブリット・アワードへのノミネート歴を持つ。幼少期から小規模な舞台で演技を始め、2006年にスクリーンデビュー。テレビのレギュラー/準レギュラー出演で注目を集めたのち、ドラマ『glee/グリー』(2009–2015)のクイン・ファブレイ役でブレイクを果たした。短編映画やミュージックビデオの監督も手がけ、2017年からはニューヨークのカフェ・カーライルで歌手としても活動している。ユダヤ教徒であり、LGBTQ+の権利や人権を中心に慈善活動にも積極的に参加している。主な映画出演作として、『アイ・アム・ナンバー4』(11)、『マラヴィータ』(13)、『ZIPPER/ジッパー エリートが堕ちた罠』(15)、『クローズド・ガーデン』(17)、『ベルリン、アイラブユー』(18)がある。

  • ポリー・ドレイパー

    ポリー・ドレイパー Polly Draper

    デビー Debbie

    1955年、アメリカ・ニューヨーク出身。長年にわたり、舞台・テレビ・映画を横断して活躍。また、俳優だけでなく脚本家・プロデューサー・監督としても活動している。1988年、ドラマ「ナイスサーティーズ」(87-)でエミー賞助演女優賞にノミネートされ、一躍脚光を浴びた。実の息子で俳優・ミュージシャンのナット・ウルフ&アレックス・ウルフが出演したニコロデオンの大ヒットシリーズ「ネイキッド・ブラザーズ・バンド」(07-)のクリエイター兼ショーランナーとしても知られている。主な映画出演作として、『サイド・エフェクト』(13)、『我が家のおバカで愛しいアニキ』(11)、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(15)がある。

  • フレッド・メラメッド

    フレッド・メラメッド Fred Melamed

    ジョエル Joel

    1956年、アメリカ出身。イェール大学ドラマスクールで演技を学び、ブロードウェイや主要レパートリー劇場で舞台経験を積んだ後、声優としても確固たる地位を築き、オリンピックやスーパーボウル、メルセデス・ベンツなど数多くのナレーションを担当。テレビや映画で名バイプレイヤーとして高く評価されている。名匠ウディ・アレンとの長きにわたる付き合いがあり、アカデミー賞を受賞した『ハンナとその姉妹』(86)をはじめ、彼の監督作に計7本に出演。また、2010年のアカデミー賞作品賞にノミネートされた『シリアスマン』(08)で繊細な悪役サイ・エイブルマンを演じ、インディペンデント・スピリットのロバート・アルトマン賞を受賞。テレビではNetflixのオリジナル・シリーズ「メディカル・ポリス」(20)、Apple+のヒット作「ザ・モーニングショー」(19-)、エミー賞受賞作「FARGO/ファーゴ」(14-)に出演。主な映画出演作として『ヘイル、シーザー!』(16)、『ブルータル・ジャスティス』『バッド・スパイ』(ともに18)、『ひとりじゃない、わたしたち』(21)がある。

エマ・セリグマン

エマ・セリグマン Emma Seligman

監督・脚本・製作

1995年、カナダ・トロント出身。ユダヤ系家庭で改革派アシュケナージ系コミュニティで育つが、現在は反シオニズムの立場を取り、Jewish Voices for Peaceのメンバーでもある。2021年初頭にロサンゼルスへの移住を経て、ニューヨークを拠点に活動している。
幼い頃から映画評論番組を観て育ち、10代の頃にはブログ「Confessions of a Teenage Film Buff」(※現在は閉鎖されている)を運営し、ハフィントン・ポストにも映画レビューを寄稿していた。高校時代、トロント国際映画祭の若者プログラム「TIFF Next Wave」に参加し、毎年ミニ映画祭の運営に携わる。最終学年で一幕劇を演出したことが、監督を志すきっかけになったという。
ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部(NYU Tisch School of the Arts)で映画を学び、在学中に2本の短編映画『Lonewoods』『Void』を制作し、卒業制作として短編『Shiva Baby』を完成させた。この短編は2018年にサウス・バイ・サウスウエストでプレミア上映された後、パームスプリングス国際短編映画祭、ウッドストック・フィルムフェスティバル、TIFFネクストウェーブ・フィルムフェスティバルなど数々の映画祭で上映され、現在はVimeoスタッフ・ピックに選ばれている。同時期に複数の制作会社でインターンも経験し、トロント国際映画祭の若者選考委員として作品のプログラミングにも関わった。
大学卒業後もニューヨークに残り、制作会社Animal Kingdomでインターンを経験。短編『Shiva Baby』の主演俳優レイチェル・セノットの後押しで本作を長編化、各国映画際や批評家たちから高く評価され自身の代表作となった。2023年には、NYU時代から構想していた長編『ボトムス ~最底で最強?な私たち~』で注目を集め、2024年の『Forbes 30 Under 30』(Hollywood & Entertainment部門)に選出されている。制作は非常に共同的なプロセスで、俳優と話し合いながら作品を作ることを楽しんでいるという。今後は「より大きな規模でクィアでユダヤ的な物語を作り続けたい」と語っている。

Filmography

  • 2017 Lonewoods(Short)
  • 2017 Void(Short)
  • 2018 Shiva Baby(Short)
  • 2020 シヴァ・ベイビー
  • 2023 ボトムス ~最底で最強?な私たち~

セリグマン監督が
影響を受けたユダヤ映画

  • 『愛のイエントル』(1983) 監督:バーブラ・ストライサンド
  • 『僕たちのアナ・バナナ』(2000) 監督:エドワード・ノートン
  • 『屋根の上のバイオリン弾き』(1971) 監督:ノーマン・ジュイソン
  • 『KiSSing ジェシカ』(2001) 監督:チャールズ・ハーマン=ワームフェルド
  • 『恋に落ちたら…』(1988) 監督:ジョーン・ミックリン・シルヴァー
  • 『シリアスマン』(2009) 監督:ジョエル&イーサン・コーエン
  • リジー・シャピロ Lizzy Shapiro

    製作

    ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するプロデューサー。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で映画制作を専攻。Film Independent Producers LabとIFP Week: No Bordersに参加し、映画共同体Thick Mediaの創設メンバーでもある。長編映画『Mickey and the Bear(原題)』(19)をプロデュースし、2019年のサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)とカンヌ国際映画祭ACID部門でプレミア上映され、高い評価を得た。2022年にはFilm Independentより新進プロデューサーに贈られるプロデューサーズ・アワードを受賞、2023年にはSXSWにて第1回ジェーン・ピアソン・チャンピオン賞を受賞している。さらにVice Mediaのi-DやBarbarian Group、Yacht Club Films関連の映像制作にも携わり、Pusha T、Maggie Rogers、Lil Yachty、Young Thug などのミュージックビデオ制作にも参加している。主なプロデュース作品として、『The Space Between(原題)』(21)、『War Pony(原題)』(22)、『Chestnut(原題)』(23)、『サスカッチ・サンセット』(24)、『The Plague(原題)』(25)がある。

  • ケイティ・シラー Katie Silber

    製作

    ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する映像作家。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の卒業生。コマーシャル、ブランド・コンテンツ、世界中の映画祭でプレミア上映された数本に及ぶ短編映画の製作、監督、助監督を務めている。映画、テレビ、デジタル・メディアにわたって、多様性と信頼性に基づいた親近感のある声をスクリーンに届けるプロジェクトに焦点を当てた制作会社 It Doesn't Suck Productionsを所有・運営している。近年では、ジョナ・ファインゴールド監督『Dating & New York(原題)』(21)でアソシエイト・プロデューサーを務めた。

  • キーラン・アルトマン Kiran Altman

    製作

    ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するオーストラリア人のプロデューサー&プロダクション・サウンドミキサー。Dimbo Picturesの創設者であり、オーナーでもある。Dimbo Picturesは革新的で多様なプロジェクトをプロデュース・開発することを目的とした制作会社で、特にLGBTQIA+のストーリーに力を入れている。数々の短編映画に加え、彼はマスターカードやNY市長オフィスなどのコマーシャル・スポットも制作。近年では、ジョナ・ファインゴールド監督『Dating & New York(原題)』(21)で共同プロデューサーを務めた。

  • マリア・ルーシェ Maria Rusche

    撮影監督

    ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動している撮影監督。短編映画の製作現場やテレビ番組で照明技師としての経験を積み、ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の非常勤講師として映画撮影を教えている。主な担当作として、『One Good Pitch(原題)』(16)、『The Rat(原題)』(19)、ドラマシリーズ「Couples Therapy(原題)」(17-)がある。コマーシャル作品は全米で放映され、デルタ航空、Plan B、パンテーン、ステラ・アルトワ、ベライゾン、スミノフなどをクライアントに持つ。

  • ミシェル・J・リー Michelle J. Lee

    衣装デザイン

    ニューヨークを拠点に活動するコスチューム&プロダクション・デザイナー。Local USA 829およびプロダクション・デザイナーズ・コレクティブのメンバー。2019年、カーネギーメロン大学でコスチュームデザインの学士号を取得し、首席で卒業。在学時にはエリザベス・キンバリー・シュレイダー衣装デザイン賞を同学年で唯一受賞し、さらに2024年「Tartan On The Rise」にも選出されている。ブリット・アワード2020にノミネートされたアーティスト、ルイス・カパルディの「ビフォア・ユー・ゴー」のプロダクション・デザインも担当している。 2024年には、27歳という若さでブロードウェイ史上最年少のコスチューム・デザイナーとして、ヘイズ・シアターで上演された『JOB』にてブロードウェイ・デビューを果たした。主な担当作として、『ミートキュート 〜最高の日を何度でも〜』(22)、『シアター・キャンプ』(23)、『Slanted(原題)』(25)がある。

  • ハンナ・パーク Hannah Park

    編集

    ニューヨークを拠点に活動する映画・ビデオ編集者。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で映画・テレビについて学び、2016年に学士号を取得。それ以来、BET、コメディ・セントラル、リファイナリー29、The FRONTといった企業やブランドのために、長編映画やデジタル・コンテンツを手がけてきた。近年では、ジョナ・ファインゴールド監督『Dating & New York(原題)』(21)に携わった。

  • アリエル・マルクス Ariel Marx

    音楽

    映画・テレビの音楽を手がけるアメリカのマルチ・インストゥルメンタリスト/作曲家。
    学部時代はハンプシャー大学で民族音楽学と植物生物学を専攻。卒業後、映画音楽の大学院進学を目指し、数年間プライベートレッスンに通いながら作曲への関心を深めた。その後、ニューヨーク大学の音楽理論・作曲プログラムに進学し、2015年に修了。在学中にコロンビア/ASCAPフィルム・スコアリング・ワークショップに選出され、短編映画『Dear Mother』の音楽を担当。同作で「最も将来有望な作曲家」に贈られるマンチーニ音楽フェローシップ賞を受賞した。その後、2018年のトライベッカ映画祭で上映された『The Tale(原題)』(18)の音楽を担当。2020年、『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』がキャリアの転機となり、初の大型テレビ作品「テッド・バンディ ~連続殺人犯を愛した女~」(23)を担当し、同年の「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」ではエミー賞にノミネート。Huluシリーズ『キャンディ:隠された狂気』(22)のスコアで、IndieWireの〈2022年ベストTVスコア〉ランキングで第3位に選出された。主な担当作として、『ジェニーの記憶』『トゥー・ダスト 土に還る』(ともに18)、『別れる前にしておくべき10のこと』(19)、『#LIKE(原題)』(20)、『Walking With Herb(原題)』(21)がある。

  • シャイアン・フォード Cheyanne Ford

    プロダクション・デザイン

    ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活躍するプロダクション・デザイナー。2019年、パリ・アメリカン・アカデミーでインテリア・デザインの修了証を取得。主な担当作として、ドラマシリーズ「ラミー:自分探しの旅」(19)、『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」(20/Netfilix)、「ウータン・クラン:アメリカン・サーガ」(19-23)がある。

Theater

地域 劇場名 電話番号 公開日
東京 新宿武蔵野館 03-3354-5670 2月27日(金)
栃木 宇都宮ヒカリ座 028-633-4445 3月13日(金)
群馬 シネマテークたかさき 027-325-1744 3月27日(金)
東京 アップリンク吉祥寺 0422-66-5042 2月27日(金)
石川 シネモンド 076-220-5007 3月14日(土) 〜 3月27日(金)
静岡 静岡シネ・ギャラリー 054-250-0283 3月27日(金)
愛知 センチュリーシネマ 052-264-8580 2月27日(金)
京都 アップリンク京都 075-600-7890 2月27日(金)
兵庫 元町映画館 078-366-2636 3月7日(土)
沖縄 桜坂劇場 098-860-9555 3月21日(土)
東京 Morc阿佐ヶ谷 03-5327-3725 順次
長野 長野相生座・ロキシー 026-232-3016 3月27日(金)
長野 上田映劇 0268-22-0269 3月13日(金)
大分 別府ブルーバード 0977-21-1192 順次
宮崎 宮崎キネマ館 0985-28-1162 5月8日(金)
熊本 Denkikan 096-352-2121 3月20日(金)
佐賀 シアター・シエマ 0952-27-5116 5月1日(金)
京都 Cine Grulla 0773-60-5566 4月1日(水)
大阪 Theater Aimyou(シアターエミュ) 4月20日(月)

Comment

  • 木津毅

    ライター

    ソーシャルメディアのアカウントを切り替えるように、いろんな「自分」を使い分けることに慣れた主人公。
    彼女がここで(強制的に)向き合うのは、本当はひとりしかいない「自分」。
    新世代のエースであるエマ・セリグマンとレイチェル・セノットは、そんな地獄のような状況ですら、知的なクリンジ・コメディに仕上げてしまう。

  • 清田隆之

    文筆家/「桃山商事」代表

    偽りのつぎはぎで形作られた自己像と、無数の“分人”が混線する〈シヴァ〉という舞台。
    ちょっと触れたら倒れてしまうドミノのような、一本抜いたら崩壊してしまうジェンガのような、そんな脆さと緊張感にあふれる72分でした。

  • 児玉美月

    映画批評家

    自分自身を誇ることができないとき、周囲からの何気ない質問がチクチクするとき、他の誰かになりたくてたまらないとき……
    『シヴァ・ベイビー』は身に覚えがありすぎるそんな感情を、密度120%で容赦なくわたしたちの前に差し出す。

  • コナリミサト

    漫画家

    恋、欺瞞、ギラギラ性欲、赤ちゃん、死んだ人、グラスワイン、キャリア、進路、ベーグル、あやまち、やきもち、脱ぎ捨てたい過去を脱がせてくれない人達からの圧、お砂糖ダディ、ぶれる自尊心、無敵感と無力感。
    死者そっちのけのお葬式鑑賞中に開く記憶の扉、あの日あの頃の焦燥してたあの感じのあの自分を思い出してダニエルと一緒に頭がぐわんぐわんに揺れた。シニカルでポップで瞳、釘付け。

  • とれたてクラブ

    漫画家

    とれたてクラブのイラスト とれたてクラブのイラスト
  • ひらりさ

    文筆家

    まるで「笑ってはいけないお通夜24時」。ダニエルを襲うトラブルの数々は、もはや災害級。けれど、血みどろのゾンビ映画に救われることがあるように、気まずいシヴァにハラハラするうち、ふしぎと心が癒された。愛すべきメンタル・デトックス・コメディ!

  • 降矢聡

    Gucchi's Free School/映画配給

    一見すると立食パーティーのようなお葬式には、絡みづらい親戚ばかりだ。そんな集まりは食べまくってやり過ごすと相場は決まっているけれど、『シヴァ・ベイビー』はそれすら巧みに封じている。これまでの青春映画が描いてきた、パーティーを抜け出した先の親密な空間もここにはない。逃げ場のない空間で、気まずさを悪気なく作りまくる父親役フレッド・メラメッドが最低で最高に良い。

  • 水上文

    文筆家

    何者かになりたい。だけど何をしたらいいのかわからない。
    周囲が着々と成功するなか自分だけが期待に応えられずにいるのではないかーー
    『シヴァ・ベイビー』はそんな恐れを、親戚と元カノとパパ活相手が集うという悪夢のような状況で描き出す。
    バイセクシュアル女性を主人公とした本作は、クィア映画の新時代を告げるほろ苦い青春映画なのだ。

  • ユリ・アボ

    元違和感/プロデューサー

    自分がないまま何者かになろうとする焦燥と、小さな嘘で自らを追い込む主人公の痛々しいこと。だが彼女を追い詰めるのは、お節介な両親や親戚の過剰な期待、揺らぐセクシュアリティを「実験」と呼び矯正しようとする空気でもある。狭い世界で人生が詰む瞬間が連なり、こちらまで逃げ出したくなる。それでも、シヴァを終えた彼女の少し吹っ切れた表情を、ぜひ見届けてほしい。