笑いのカイブツ

岡山天音 片岡礼子 松本穂香 前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 松角洋平 管勇毅 菅田将暉 仲野太賀 監督:滝本憲吾 原作:ツチヤタカユキ『笑いのカイブツ』(文春文庫刊) 脚本:滝本憲吾、足立紳、山口智之、成宏基 エグゼクティブプロデューサー:成宏基 プロデューサー:前原美野里 音楽:村山☆潤 撮影:鎌苅洋一 照明:神野宏賢、秋山恵二郎 美術:安藤秀敏、菊地実幸 装飾:岩井健志 録音:齋藤泰陽、藤本賢一 衣裳:馬場恭子 ヘアメイク:楮山理恵 編集:村上雅樹 助監督:齊藤勇起 制作担当:後藤一郎 宣伝写真:三宅英文  企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース  企画協力:文藝春秋 製作:「笑いのカイブツ」製作委員会 配給:ショウゲート、アニモプロデュース  宣伝協力:SUNDAE ©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 2023年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/116分
ムビチケ
ムビチケ
岡山天音
岡山天音
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ツチヤタカユキ
原作者であり、僕が演じた役でもあるツチヤタカユキの渦は苛烈で、引き裂かれそうになる日々でした。なんとか生き延びて今日にいます。チームの皆様のおかげです。キャストの中にはこれまで間近で背中を見て来た方もいらっしゃり、今作でご一緒できたこと、言葉にならない感慨でいっぱいです。そして滝本監督の初長編監督作品という一度しかない事件を共に出来た事が、誇りです。皆様のもとに届く日を楽しみにしております。
仲野太賀
仲野太賀
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西寺 (ベーコンズ)
完成作を観ながら、現場の情熱がバシバシ映像から伝わってきて嬉しくなりました。滝本監督のパワフルで繊細な演出が楽しくて、毎日現場に行くのが喜びでした。素敵な組に参加できて本当に良かったです。 そして、主演の岡山天音が素晴らしい。彼が演じる狂おしくも愛おしいツチヤが眩しかったです。今日はどんなツチヤに出会えるんだろう、と目が離せませんでした。輝きまくった(本編では淀みまくってる)天音と共演できてすごく嬉しかったです。
菅田将暉
菅田将暉
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ピンク
伝説のハガキ職人の映画化、岡山天音主演と聞いて全身がよくわからない震えに襲われ参加しました。滝本監督のユーモアと覚悟、岡山天音の純朴な狂気、刺激溢れる現場に震えの正体はこれかと、突き詰める男たちに憧れている自分がいました。僕自身ラジオリスナーに救われた事が何度もあるので、その凄みが映画になること、嬉しく思います。公開が楽しみです。
松本穂香
松本穂香
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ミカコ
目の前で生きるツチヤタカユキのパワーが凄まじく、言い表すことのできないその生のエネルギーみたいなものに、私は何度も喰らいまくりました。やっぱり天音さんは人間を演じる天才です。生きることのおかしみや愛しさを、ただその場にいるだけで表現できてしまう。お芝居で対峙しながら、私もちゃんとひとりの人間にさせてくれました。この映画が持つ、なんともいえない愛しさをぜひ映画館で体感していただきたいです。
片岡礼子
片岡礼子
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おかん
道をこうと決めたら、圧倒的に不器用な人ほど有無を言わさぬ魅力の塊と化すのかもしれない。そんな主人公の "ツチヤタカユキ" を凄まじき格闘をしながら体現してゆく岡山天音さんがだんだんとツチヤになってゆく姿に、眼が離せませんでした。またそんな彼を見て嬉々とし想いを伝える滝本憲吾監督が持つ独特の魅力にも。笑い声のする愛しき現場でした。こんな息子のおかん役は面白くて心配で離れ難かったです!笑
前原滉
前原滉
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氏家
ご一緒するたびに面白く、素敵になり続けている岡山天音くん×とてつもなくいい意味でクレイジーなツチヤタカユキさん×あらゆる現場を乗り越えてきた滝本憲吾監督。この組み合わせで作られる映画は面白いとかそういう言葉を超越した所に行くんだろうなあと、台本を頂いた時から感じてました。出来上がりを見て、そんな想像すらも軽く超えていました。この現場に携われて一俳優として幸せです。ぜひ!この作品はスクリーンでご覧になってください。
板橋駿谷
板橋駿谷
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水木 (ベーコンズ)
誰しも何かに取り憑かれたような時があるのではなかろうか。それは「夢」という"カイブツ"であると思う。周囲から見ると、熱苦しく滑稽で生きづらそうで惨めで無様で不細工で…迷惑ですらある。一体何と戦っているのか…闇の中にいるツチヤを見ていたら、昔の自分と重なった。逃げ道なしの一本道。この作品が、世に遍く"カイブツ"達に届きますように。この素晴らしい作品に参加できて幸せだ!
ツチヤタカユキ
原作
ツチヤタカユキ
この映画は、走馬灯だ。色んな事を思い出す。何度も、堕ちる所まで堕ちた。

あの頃は、毎日、泣いていた。この世界を辞めたい夜は、何度もあった。書いても書いても、全く報われねえ。ゴミ捨て場に廃棄された食品、ゴミ箱から漁って食ってた日々。誰からも理解されず、人間扱いすらされなかった。

だけど、この映画の試写会で、たくさんの人が涙を流してくれた。それはあの頃、僕が流した涙が、他の誰かから流れた瞬間。岡山天音さんが、誰からも理解されなかった男を、世界と繋げてくれた瞬間。 それはずっと「死ね」と言われ続けてきた男が、初めて誰かと、心が通じ合えた瞬間。

そんな奇跡が起こる時、こんな事を思った。必要じゃなかったものなんか、一つも無かった。
そして、こうも思う。必要じゃないものなんか、一つも無い。
あの頃の僕のような、どん底の日々を生きる、全てのカイブツ達に、この映画を捧ぐ。
滝本憲吾
監督
滝本憲吾
カイブツと呼ぶなら呼べばいい
破壊なくして創造なし 
そんな一人の人間の物語です。
是非とも映画館で笑ってください。