地球温暖化が進み、気候変動の脅威が差し迫る最中、一本の過激で危険な映画が議論を呼んだ。テキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描いたエコスリラー『HOW TO BLOW UP』だ。2017年設立以降『パラサイト 半地下の家族』(2019)『燃ゆる女の肖像』(2019)『TITANE/チタン』(2021)『落下の解剖学』(2023)など、奇抜で野心的な映画を次々と配給する新進気鋭の映画スタジオNEONが目をつけ、米国配給権を獲得。2023年に公開されると、ダニエル・シャイナート(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022))やエドガー・ライト(『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021))デヴィッド・ロウリー(『グリーン・ナイト』(2021))、レイン・アレン・ミラー(『ライ・レーン』(2023))などの新しい才能が年間ベストに挙げ、賛否両論を巻き起こしながらもスマッシュヒットを記録した。
・絶対に見逃せない、今年のベストの1つ – エドガー・ライト (『ベイビードライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』)
・重要で緊急、素晴らしいスリラー!- ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
・今年のベスト映画の1本 – デヴィッド・ロウリー『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』 『グリーン・ナイト』
・この映画がZ世代を急加速させるだろう- ROLLING STONE
・この作品は「文化的なランドマーク」となった- The New York Times
・まさに、今見られるべき映画- VICE
あわせて到着したのは、アメリカのレーベル”Deathbomb Arc”からデビューし、二度のヨーロッパツアーを成功させるなど世界的にも注目を集めているアーティストDos Monosの、完全未発表音源を使用した異色の特別ティザー予告。渋谷カルチャーに新しい波を起こす映画コミュニティー「渋谷電影 SHIBUYA CINEMA CLUB」が制作した映像は、『トレインスポッティング』『mid90s ミッドナインティーズ』など90年代のカウンターカルチャームービーを彷彿とさせる疾走感で、若者の怒りを描き出した。
さらに場面写真も解禁!環境破壊に人生を狂わされた若い世代の男女が集結し、石油パイプライン破壊に向けて動き出す様子が映し出されている。この過激的な行動に至るまで、彼らの人生にどんな背景があったのか。そう思いを馳せてしまうような、若者特有の衝動や疾走感溢れる場面写真となっている。
また映画『HOW TO BLOW UP』の公開にあわせ、新しい映画レーベル VELVET FILMSが誕生。ブランドサイトやSNSが立ち上がった。配給は、国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「Filmarks」を運営する株式会社つみきが立ち上げた映画レーベル「SUNDAE」が務める。
映画『HOW TO BLOW UP』は、2024年6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国公開。
2022年 / US / 英語 / カラー / 104分 / 原題: HOW TO BLOW UP A PIPELINE / 字幕翻訳:横井和子 © Wild West LLC 2022