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2025.2.28

『ミステリアス・スキン』日本公開決定&ポスタービジュアル&予告編一挙解禁!

ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演、グレッグ・アラキ監督『Mysterious Skin』(04)が邦題を『ミステリアス・スキン』として、製作から20年を経て日本劇場公開することが決定しました。2025年4月25日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国ロードショーとなります。あわせて、最新映像となる予告編と本ビジュアルが解禁され、両A面のポスタービジュアルと予告編も公開。本作は、映画レーベル「SUNDAE」の第 5 弾となる作品です。

製作から20年、ついに劇場公開──
幼少期に心の傷を負った少年たちの行く末を描く、比類なき青春映画

カンザス州の田舎町ハッチンソン。1981年の夏、リトルリーグのチームメイトである8歳の少年ブライアンとニールは、常習的に幼い子供への性加害を行なっていた一人の<コーチ>によって大きく人生を狂わされる。精神的なショックから被害の記憶を失ったブライアンは、やがて自分は宇宙人に誘拐されたために記憶を失ったのだと思い込むように。一方、<コーチ>と8歳の自分の間にあったものは「愛」だと信じるニールは、彼の影を追い求めて年上の男たちを相手に体を売りながら生きていく道を選んだ。「空白の記憶」から10年。大学生になったブライアンが真実を取り戻そうとするうち、手がかりとして浮かび上がってきたのは繰り返し夢に現れる一人の少年。そして、その少年がニールであることをついに突き止めたブライアンだったが……。

近年、再評価が高まるグレッグ・アラキ監督
W主演はブレイク前のJ・ゴードン=レヴィット、現在は監督として活躍するブラディ・コーベット

90年代“ニュー・クィア・シネマ”のムーブメントを牽引し、つねに時代の遥か先を見据えてきたグレッグ・アラキ監督による本作は、第61回ヴェネチア国際映画祭(2004年)でのプレミア上映を皮切りに、トロント、サンダンス、ロッテルダム映画祭などでも上映され、世界中で大きな反響を呼んだ。当時23歳でブレイク前のジョセフ・ゴードン=レヴィット(『スノーデン』『(500)日のサマー』)、そして現在は映画監督として世界に名を轟かせるブラディ・コーベット(『ファニーゲーム U.S.A』『メランコリア』/『ブルータリスト』監督)が全身全霊を注ぎ、チャレンジングな役柄に果敢に臨んだ。

その他にも、2月26日に報じられた急逝が惜しまれるミシェル・トラクテンバーグ(ドラマ『ゴシップガール』シリーズ)メアリー・リン・ライスカブ(ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』シリーズ)エリザベス・シュー(『リービング・ラスベガス』、ドラマ『CSI:科学捜査班』シリーズ)など、人気を博する実力派俳優たちが脇を固めている。


今回、解禁となったのはブルーとピンクのノスタルジックな淡い色合いが印象的な両A面のポスタービジュアル。ブルーのビジュアルはブラディ・コーベット扮するブライアン、そしてピンクのビジュアルはジョセフ・ゴードン=レヴィット扮するニールの、それぞれアップの表情を切り取ったもの。精神的ショックでトラウマを抱え、性被害の体験を“思い出せない”ブライアン。その一方、特別な「愛」の思い出として、性被害の体験が“忘れられない”ニール。ひと夏の出来事により、その後の人生が大きく変わってしまった対照的な二人の少年、その表裏一体の姿を表現したデザインとなっている。


また、今年2月に行われたオーケストラ・セットでの来日公演の興奮冷めやらぬアイスランドの至宝シガー・ロスによる劇中曲「Samskeyti」が忘れがたい余韻を残す予告編もあわせて公開となった。オリジナル劇伴を手掛けるのはハロルド・バッド&ロビン・ガスリー。ハロルド・バッドは、ブライアン・イーノやコクトー・ツインズ(エリザベス・フレイザーとロビン・ガスリーによるユニット)とのコラボレーションでも有名なアンビエント・ミュージック界の巨匠(2020年に新型コロナによる合併症のため他界)。その他にもスロウダイヴ、カーヴ、ライドなど浮遊感のあるシューゲイザー・サウンドが彩りを添えている。


本作の原作はスコット・ハイムが1995年に発表し、かのウィリアム・バロウズも絶賛した同名小説。日本では『謎めいた肌』として2016年にハーパーコリンズ・ジャパンより刊行された。
グレッグ・アラキは、本作の魅力について「人生のうち、何年かを費やして映画にしたいと思えるほどの情熱と興奮を覚えたのは、この作品に出会ったときだけでした。ずっと起きてきたのに決して語られることのなかった関係性や出来事が露になり、読者は心をかき乱されつつも惹きつけられてしまいます」と表現する。また、映画化にあたっては「こうした極めて不穏な場面に背を向けてしまうのであれば作る意味がないと思いました。それでは原作の持つ特別な力や、心を引き裂くような衝撃が失われてしまうからです。この物語は人々に気づきをもたらす、語られるべき話であり、それを途中で目をそらせない“映画”という形で見るのは強烈な体験になるでしょう。私としては、『ミステリアス・スキン』が見た人に変化を起こし、タブーへの沈黙を破るきっかけになることを願います」とその決意を語り、自身の実体験をもとに小説を著したスコット・ハイム自身も「これ以上の映画化はない」と太鼓判を押す、最良の実写版を作り上げた。

2025 年4 月 25 日(金)渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開

監督・脚本:グレッグ・アラキ
出演:ブラディ・コーベット、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ミシェル・トラクテンバーグ、ジェフリー・リコン、ビル・セイジ、メアリー・リン・ライスカブ、エリザベス・シュー
原作:スコット・ハイム『謎めいた肌』(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)

2004 年/105分/アメリカ/英語/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/原題:Mysterious Skin/R15+

配給・宣伝:SUNDAE
© MMIV Mysterious Films, LLC
sundae-films.com/mysterious-skin/

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