COMMENT
順不同・敬称略
本当にみなさん、胸騒ぎがしたらそれには従って行動した方がいいいです!!
節々で感じる違和感が悪い意味で心地がいいです!
観ている側も胸騒ぎが体験できて、
胸騒ぎしっぱなしです!後には戻れません。
登場人物一つ一つの行動にも苛立ちます!
最高です!!!
ぜひ胸騒いでください!
ゆりやんレトリィバァ
(芸人)
何もできない、逃げ出せない。
あの時こうしていたらは一切通用しないストロングスタイル。
不穏さを感じながら抵抗することさえできない様は、
スクリーンを見つめることしかできない私たちも同じで、
無様に不条理の中に打ち捨てられた。
しかし、誰かの不幸は他の誰かの幸福になり得るのである。
絶望を見事に演じ切ったモルテン・ブリアンに拍手を。
松井玲奈
(役者・小説家)
あまりにも怖すぎて、どう薦めて良いものか、
頭を抱えております。
特に、ラスト15分は心の準備を万全にしてからみてほしい。
この映画を観た誰も、
この物語の真実を語る事はできない…。
世にも恐ろしい映画です。
相沢梨紗
(でんぱ組.inc)
ちょっとした違和感や不安の予兆が、
驚くほど巧妙な演出で描かれるのが面白すぎて、
ほいほいと足を踏み入れたものの…。
その微かな”胸騒ぎ”に素直に従って行くんじゃなかったと後悔する主人公と同様に、
観るんじゃなかった…。
一応警告しましたからね!
大島 依提亜
(グラフィックデザイナー)
旅先でも気を緩ませたらいけない。絶対に!
胸騒ぎの予感があったら全力で逃げることを学びました。
心して観てください。
寒々しいながらに風景描写は美しく、恐怖を煽ります。
ヒグチユウコ
(画家)
題名の『胸騒ぎ』に合った内容で、
終始胸騒ぎを感じながら見ることができました。
主人公夫婦の「相手に気を使ってしまう」
「言いたいことがあっても言えない」
などといったところは日本人とつながるものがあり、
主人公夫婦に感情移入がしやすかったです。
最初から最後まで緊張感を与えてくれ、
新鮮で飽きることなく楽しんで見ることができました。
Chilla's Art
(ホラーゲームクリエイター)
私たち人間の大半は善良でありたいと願っており、
その願望にすがるようにして他者を評価し、
社会的動物として振る舞っている。
冒頭から壮大な音楽が鳴り響くことで
「これは、映画です」と
教えてもらえることだけが唯一の救いだった。
ハネケ、リューベン、アリ·アスター好きは必ず映画館へ。
世武裕子
(映画音楽作曲家)
ああいやだいやだ!
これだから友だちなんてつくるもんじゃない。
ましてや知り合い程度で深入りするもんじゃあない。
なんて人間嫌いが加速する作品なんだ。
妙に直感が働く時はそれに従った方がいい。
気を遣って我慢してもろくなことにならないことは、
この作品が証明してくれる。
他人を信じるな。
すべてを失ってからでは遅いから。
野水伊織
(映画感想屋声優)
物語が進むにつれ、
沸々とこみ上げてきたのは激しい怒りだった。
「邪悪」に対する怒りではない。
邪悪と対峙して、なんら抵抗することもできず屈服する「善き人」の弱さに対してだ。
ラストの衝撃度も凄まじい。
監督の真の狙いはどこにあるのだろう。
人間を奮い立たせたかったのか、
それとも諦めさせたいのか。
中野京子
(作家・ドイツ文学者)
不穏な家族から次々と手渡される、
善意のコーティングを施された「何か」
あなたは受け取らない自信がありますか?
これは善意に仕掛けられた罠と、
それに抗いきれないどこにでもいる「普通の家族」の話。
小気味よく撒かれた不安の種がどこまでも、
どこまでも発芽し続けるスリリングな97分。
本当に気が休まらなかった!!!
Dr.マキダシ
(精神科医/ラッパー)
この映画を見た後では、
全ての人が悪意を持っているようにみえる。
油断すると食い殺されてしまう気がする。
いや、きっとそうに違いないんだ。
押しつけがましい善意と腹黒い悪意で魂を壊しにやってくるんだ。
誰か助けて……助けてください……
そしてこの胸騒ぎの理由(わけ)を教えてください。
氏家譲寿(ナマニク)
(映画評論・文筆家)
人間の悪意だけでなく、
救いようのない弱さも嫌というほど見せつけられる。
ひたすら辛く、どこまでも広がるような虚しさに襲われる。
北欧から度々出てくる「美しい情景で厭を包む」作品群。
その中でもトップクラスで気分が落ち込みます。
冗談とか大袈裟な話ではなく、
この作品は心身ともに健康な時に観ましょう。
人間食べ食べカエル
(人喰いツイッタラー)
なんて居心地の悪い映画なんだ!!
微妙な気まずさが徐々に恐怖へと変貌していき目が離せない。
いつしかドス黒い悪意の前に身動きがとれなくなり、
観客は暗闇の中に取り残される。
かつてない絶望映画体験に心が崩れ落ちた。
簡単に人を信じちゃ、いけないよ。
ホラー映画取締役
知らない相手との会話の節々に感じる些細な違和感。
それは単なる思い過ごしなのか、
それとも「純粋な悪意」の表れなのか。
その曖昧な感覚を
じわりじわりと広がっていく不穏な恐怖として描く。
見たことを後悔するほどの容赦の無い物語と後味の悪さだが作品としては素晴らしい。
これが映画の醍醐味だ。
ビニールタッキー
(映画宣伝ウォッチャー)
邦題のとおり、冒頭から嫌な予感はする
たまには誤った選択をしてしまうのも人の常だ
では、それら選択の連続の中で、
最悪の結末を回避する“ポイント・オブ・ノー・リターン”ー帰還不能点ーはどこにあったのか?
絶対に死守すべきものは何か?
それ以外については損切りの決断を下せるものなのか?
ケース・スタディの格好の材料
大島てる
(事故物件サイト運営代表)
キリキリキリ……ジェットコースターが上がる。
ひどくゆっくりとした上昇なので、まあいいかと気にしないでおく。
すると突然、凄まじい勢いでどん底へと落下してしまう。急転直下?
いや違う、そのコースターはいつでも自由に降りられたはず。
降りないことを選んだのは他ならぬ「君だ」。
そんな、誰もがする間違いについての話。
吉田悠軌
(怪談研究家)
尺を追うごとに不安と狂気が加速する。
先の展開を見るのが本当に嫌な異常変態夫婦の悪夢映画。
これは“胸糞”なんていう生優しい言葉では言い表せない。
もう絶対に観返さないからな!
小柳大侍
(オカルトエンタメ大学)
最高に居心地の悪いおもてなし
でも遠慮するのも空気を悪くする
そんな息苦しさの中、疑惑と不信感が溜まっていく
もはや悲しみすら込み上げてくるような暴力的な嫌悪感
同じ人間なのに全く別の生き物と話しているような感覚
新しい人間関係を築きたくなくなる事間違いなし
最後まで胸糞たっぷりでお送りする97分間をお楽しみください
ミミカ・モーフ
(ホラー映画紹介Vtuber)
序盤の食事場面の指舐めから各所の「口まわりの無気味」が巧みで、
観ている間、ずっと不味い唾が湧く不快作です。
鑑賞後は思い切り叫んで、
その唾を吐き捨てましょう。
悪意との契約を絶つべし。
望月哲史
(webムー編集長)
静かに蓄積されていく違和感、
不穏さがラストで大爆発!
“最狂ヒューマンホラー”の名に恥じない残酷で狂った絶品。
もう観たくない。
渡邊存瀰
(TOCANA編集長)
あるあるある。身に覚えがありすぎる!
モヤッとする他人の振る舞いを、
当たり障りなく受け流した過去の記憶がいくつも蘇る。
彼らから距離を取ることに失敗していたら、
本質的にこの家族のような目に遭うこともあったかも!?
しばらく胃が痛くなったけど観てよかった。
大変勉強になりました(グッタリ)。
レイナス
(ホラー通信 記者)
世界中の映画祭が衝撃と戦慄に包まれたのも納得できる傑作だ。
近年まれに見る、おぞましさ。
ラストの衝撃は『ミスト』を超えている。
ホラーと安易に言うのも抵抗があるほど、真に恐ろしい、
危険な映画だ。
福谷修
(WEB映画マガジン「cowai」編集長)
アリ・アスター監督のホラー映画から笑いの視点を干上がらせたような、
ミヒャエル・ハネケ監督のバイオレンス映画から遊び心を抜きとったような、
そんな巧みな脚本でじわじわと逃げ場のない悪夢を丹念に描き、
確実に押し寄せるクライマックスに向けての加速度的な演出に脱帽。 これが映画で本当によかった・・・
青柳省吾
(映画にがお切り絵「ちょきちょきシネマ」)
不穏。終始不穏。
安心する隙を与えてくれない。
心が落ち着かない、まさに「胸騒ぎ」の状態がずっと続く。
不安、疑い、苛立ち、悲しみ、そして恐怖…
全ての負の感情が最後、絶望に変わる。
いや、絶望なのかすらわからない。
観終わってからも心に何かが粘りついて剥がれない。
非情に素晴らしく、興味深い。
そしてとてつもなく「厭な映画」だった。
fracoco
(イラストレーター)
ゆでガエルのようにじっくり煮込まれる不安と不快感、
最悪で最高な観劇体験でした。
色使いとライティングに凄くこだわりを感じる。
怖いバーコード
(イラストレーター)
胸騒ぎからの胸アツ?やっぱり胸クソ!!
鑑賞後はぐったりしてしまいました。
一家がとにかく気の毒過ぎる・・・
登場するオランダ飯がどれも美味しそうなのがせめてもの救いでした。
プロースト!
鈴木旬
(イラストレーター)
うさぎのぬいぐるみを忘れたばっかりに……
ちょっとした違和感は全て “胸騒ぎ” につながる。
見終わった後の心のザワザワが治らない最恐で最悪な
“胸糞” エンド!!!
アシタノホラー