この度解禁となった本予告では、前半部分でパイプラインの爆破計画に参加する参加者たちが紹介される。異常気象で母親を亡くしたソチ、環境ドキュメンタリーの制作に関わるショーン、独学で爆弾を作っているマイケル、パイプライン建設のために政府から家の土地を奪われたドウェイン、工場による大気と水の汚染が原因で急性骨髄性白血病を患ったテオテオの献身的な恋人アリーシャ、そして反抗的なエコテロリストのカップル、ローガンとロウアンだ。
彼らは社会に構造的なダメージを与えることで問題への抜本的な変化をもたらすため、誰も傷つけず、環境も汚染することなく、石油パイプラインを爆破するという任務を秘密裏に遂行する。後半でDos Monosの完全未発表音源と共に流れるセリフ「人々を犠牲にし利益を得るものたちに注告するのだ。企業は私たちを野蛮だと責めるだろうが、これは当然の行動だ。自己防衛のための正義なのだ!」という呼びかけは、果たして今の社会に対してどのような意味を持つのだろうか?
合わせて解禁されたのは、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)『燃ゆる女の肖像』(2019年)『TITANE/チタン』(2021年)『落下の解剖学』(2023年)などを配給した新進気鋭の映画会社NEONが制作したデザインを使用した新ビジュアル。パイプラインを爆破するための爆弾を運ぶ主人公達の姿が、緊張感を持って描かれている。
映画『HOW TO BLOW UP』は、2024年6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国公開。
2022年 / US / 英語 / カラー / 104分 / 原題: HOW TO BLOW UP A PIPELINE / 字幕翻訳:横井和子 © Wild West LLC 2022
【STORY】
環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。やがて過激な決意が、友人、恋人、苦難に満ちた物語を持つ仲間たちを巻き込みながら暴力の象徴(=パイプライン)を爆破するという大胆なミッションへと結びついてゆく。若い世代のエネルギーは、予期せぬ混乱を招きながら、爆発的フィナーレへと疾走する。